身文字つれづれ

しばらく『身文字入門』を中心に

身文字入門発刊記念講座

12月22日 1時から3時

埼玉は、鳩山コミュニティセンター304

 

12月24日 2時から4時

歌舞伎座横の銀座区民館4階「墨アカデミア」

 

お気軽にどうぞ。

申し込みは、私のHP開いたページをスクロール。

鳩山は、「お問い合わせ」からでもいきなりでも。

 

うまくなることを最上とせず、自分らしさの追求で、いいんじゃないでしょうか。

男だけの書会

日頃、マダムたちに囲まれて幸せな日々。

男だけの書会はなかなかない。

とうとう実現させていただいた。

「旗の会」。

ナイスガイの集まりだった。

お一人は一本の線を引くと、腕におぼえ在り、高校時代に授業で江川吟舟先生の指導を仰いだと。

「好馬車遊」。馬車で遊ぶのを好む、となるが、この方、フェラーリを愛する方なので、もしかしたら、来年の午歳を意識した会にしてしまったので、馬を好み、車で遊ぶ、としたかったのか? ならば「好馬、遊車」か。いずれにしろ、勢いあって、書的気分満々。

中国から戻り、現場監督のアルバイトや劇画原作のゴーストライターをやっていると「仕事を紹介してもらえ」と俳句の師匠が、商工会の会頭を紹介してくれた。

こちらは書家になるために、勤め人になる気はなかったが、会頭のダンディなお姿はいまでも脳裏に浮かぶ。

後を継いだその方の息子さんが、その中にいた。どこか緊張を覚えたが、少し隷書的に「迎新」と。会社の玄関にお正月に飾ってほしい一作は、きれいな印刷物のモノより、そこに人間がいる。トップとしての威厳はまだいい、親しみのある社長の今である。

「楽寿」は、広告代理店?から親の会社を継いでいる方である。まったくお習字的でなく成功しているパターンである。初対面ではきりりとまじめな感じの方であったが、最後まで、その日に筆文字と出会えたことを感謝してくれた。書も温かい。

「寿山福海」は、山馬というピンピンする硬い毛の筆で書いた。筆は自由にチョイスしてもらったが、設計士のセンスだとおもった。すこし様子見で終わったが、全体を把握する力はさすが。書は上手く学ぶと設計も解る。設計も上手く学ぶと書も解るはずである。

「𠮷福」はノーガードの矢吹丈のようだ。この作品をじっくりみる。上手いところがない、というなかれ。お習字は悪くないがお習字で上手く書かれたものだけが良いのではない。むしろ筆文字の魅力は、そこから離れるところにもある。筆はどこかその人がでる。今は音楽イベントの裏方をやったり米を作ったり、自由人だ。筆だから、生きざまがいきなりでもどこか出る。じっくり取り組んでもらったらいい味の書が出来上がる予感。

“少し早いが(筆文字はそうそう持たないだろうから)新年の賀詞でも書こう”としたが、そうはしない。そう意思がある。何を書こうか、というのがまずイイ。

結局「天地」と書く。フルマラソンまでやる方で「走」なんとか、と書きたかったようだ。そういえば、社員全員でマラソン大会に出るというので、前に何か書かされておそろいのTシャツを作ったことがあった。

この方の家のお墓の字を依頼されて、お母さんと二人で田舎の家に来てくれて打ち合わせをしたのはいつだったか。お母さんの筆文字に対する感覚が鋭く、やりがいのある仕事となったのは今でも覚えている。

馬の古い文字はこんなのがある、としたら、それを書いた「馬年」。それに小さく「ダ」だったか。普通で終われない人である。この方の自在ぶりに息子はあきれても奥方はにこにこ笑うだけ。 「年」の最終画が上に向かうのは一つの発見だった。

 

終了後、元力士の方のお店でちゃんこフルコース。役者揃いのみなさまの話は面白かった。内輪話まで面白かったが、最後に『身文字入門』にサインをしてくれと「天地」さんがいいはじめ、付き合いでみんなのも書いていった。

何を勘違いしたか、そこの給仕をしてくれていた奥様が色紙を持ってきた。

「有名人じゃねーし」といったが、お店に飾るという。

「じゃ、大谷翔平と書いていい?」はダメ出し。

お店の名前が横文字だったので、サインも横文字にしようと思い、

「ジョニーでいい?」もダメ出しがでた。

その時、携帯用の細い筆で書いていたので、色紙に「愛」?とも書けない。

「なんて書けばいい?」としたら、

元力士のオーナー料理人が「今日一日の努力」と書いてほしい、と。

寺尾関がそう言っていたそうだ。明日や将来ではない。これも今だということらしい。

ただ普通に上手めに書いただけの色紙が、やけに後ろ髪を引っぱるなか帰路に。

 

銀座でのクリスマスイブは筆文字で

12月24日午後、歌舞伎座横の銀座区民館。

12月22日午後、埼玉は鳩山ふれあいセンター。

身文字講座の予定です。詳細はまた後で。空けておいてください。

 

第0回身文字コンクール結果発表 予定よりずっと早い

予定よりずっと早い発表は、たんなる編集氏との連携の悪さから。

次回もそうなるかもしれない。次回は1月7日締め切り、テーマは「昭和」だ。

今回はサイトを良く見つけてくれた、と感謝を込めて、特別に全員に賞品を贈るつもりです。洒落のもあり。

www.ko2.tokyo

本日22日 身文字講座 in 銀座 ガラガラ

本日22日 身文字講座 無料(『身文字入門』を買ってくれた方)

10月22日(水) 2時から4時まで

銀座区民館4階(歌舞伎座脇)

 

空いている方、ぶらっと来てみてください。

筆文字をこわがらず、筆文字を書きたくなる『身文字入門』(1980円)は、その場でも購入できます。そしたら、幸せ時間の始まりです。

 

持ち物なしで、OKです。